ドクダミ群落

早いもので6月となりました。
初夏の爽やかな風が吹く頃、相談室の庭では年々広がる
ドクダミ群落の花が見頃を迎えています。

ドクダミはその独特の匂いと繁殖力で、やっかいもの扱いをされることもある植物ですが
その白い花は可憐で、微かに柑橘系のような香りがします。
また、花や葉をアルコールにつけたものは化粧水や虫刺され、虫よけに利用できる
ドクダミチンキになるのです。

ドクダミには十薬といって様々な薬効があることが知られていて
花が咲く頃の若葉の薬効がいちばん高いそうですが…
ある時、その葉でつくったドクダミチンキを使用していたところ
長年のガンコな傷あとがいつの間にか消えていたのです。

それからというもの毎年この時期、素通りできず
花や葉を摘んでは焼酎につけることがささやかな楽しみになりました。
自然の草花は、私たちが気づかないだけで
様々な力を与えてくれているのかもしれませんね。

さて、ドクダミの花が咲いて少しすると長い梅雨がやってきます。
今年も急いで収穫することにいたしましょう。