三重県立四日市南高等学校の現職教育にて講演を行いました。

8月20日
三重県立四日市南高等学校の教育相談職員研修会(現職教育)にて、講演『生徒理解と関わりについて 愛着トラウマを中心に ―臨床心理士の立場から―』を行いました。

教育現場で出会う生徒さんの中には心の傷つきを持つ方もいらっしゃり、その心を理解し痛みに寄り添いながら、子どもの安全基地となる取り組みが必要となります。
今回はその関わりなどについてお話をさせていただきました。

先生方からは
・「共感的な関わり」の大切さを知った
・具体的な例をききながら学べたことでとても理解が深まった
・困難な状況にいる生徒に対しての関わりの具体的な姿勢を知ることができて良かった
など多くの率直なご感想やご質問をいただき、その温かいフィードバックをとてもありがたく思いました。

教育現場では教員と心理職がお互いの専門分野で協力しながら子どもに関わることが求められています。
私たち心理職は臨床経験を積み、その経験を現場で役立ててもらえるよう努めていかなければなりません。

愛着トラウマについては、心の傷つきは誰にも起こり得ますが、大切な人との温かな関わりや自分が熱中できること、いつも変わらずそこにある日常の活動によって心が支えられ、未来につながることを付け加えさせていただきます。

本日は猛暑のなか、ご参加ありがとうございました。